中国語基礎文法|初心者が最初に覚えるべき5つの文法ルール【例文付き】

中国語基礎文法 文法

この記事では、中国語初心者が最初に覚えるべき5つの基礎文法ルールを、例文とともに分かりやすく解説します。

この記事で分かること

「中国語の文法書を読んでも、なんだか頭に入らない…」

「”了”とか”把”とか、いつ使えばいいのか分からない…」

こんな悩みを抱えていませんか?

実は、中国語の文法は日本語や英語と比べてシンプルです。

動詞の活用もなく、時制変化もありません

中国語には日本語や英語のような「動詞の活用」(例:「書く→書いた→書いて」や “write→wrote→written” のように形が変わること)がありません。

また、時制による動詞の変化も基本的にないため、動詞の形そのものはいつも同じです。

ただし、語順のルール日本語にはない表現を最初にしっかり押さえないと、後から苦労することになります。

結論から言うと、以下の5つをマスターすれば、初級レベルの文法は怖くありません:

1. 基本語順(SVO)

2. 時間・場所の置き方

3. 否定文(”不”と”没”の使い分け)

4. 疑問文の3パターン

5. “了”の基本的な使い方

なぜ中国語の文法が難しく感じるのか?【3つの原因】

中国語の文法でつまずく人には、共通の原因があります。

中国語の語順が日本語と真逆

日本語は「私は中国語を勉強する」(SOV型)ですが、中国語は「我学习中文」(SVO型)で、英語と同じ語順です。

日本語の感覚で話そうとすると、単語の並びがめちゃくちゃになってしまいます。

文法用語が難しすぎる

「補語」「結果補語」「様態補語」「把構文」「受身文」…

文法書に書いてある用語が難しすぎて、理解する前に挫折してしまう人が多いです。

文法説明に例文が少なくて実感がわかない

ルールだけ説明されても、「じゃあ実際どう使うの?」が分からないと身につきません。

この記事では、すべての文法ルールに具体的な例文をつけて解説します。

単語や文法も含めた中国語独学の全体像を知りたい方 は、【2025年完全版】中国語独学ガイド|初心者が最短で話せるようになるロードマップも参考になります。  

【基礎文法①】中国語の基本語順はSVO

中国語では、英語と同じように主語のあとに動詞、さらにそのあとに目的語を置く「SVO(主語・動詞・目的語)」の語順が基本です。

このシンプルなルールを押さえるだけで、簡単な中国語の文をすぐに作れるようになります。

文法ルール:主語 + 動詞 + 目的語

中国語の語順は英語と同じ「SVO型」です。

日本語中国語 ピンイン
私は本を読む我看书wǒ kàn shū
彼女はコーヒーを飲む她喝咖啡tā hē kāfēi
私たちは中国語を勉強する我们学习中文wǒmen xuéxí zhōngwén

文法のポイント:目的語は動詞の後ろ

日本語では「〜を」が動詞の前に来ますが、中国語では動詞の後に目的語が来ます。

❌ 我中文学习(日本語式で間違い)  

✅ 我学习中文(正しい語順)

覚え方:「誰が → 何する → 何を」の順番で考えましょう。

【基礎文法②】時間と場所の語順

中国語では、「いつ」「どこで」といった時間や場所を表す言葉は、動詞の前に置くのがルールです。

日本語や英語とは語順が異なるため、最初にしっかりこの並び方を覚えておきましょう。

文法ルール:時間と場所は「動詞の前」に置く

中国語では、時間や場所を表す言葉は動詞の前に置きます。

基本の語順:主語 + 時間 + 場所 + 動詞 + 目的語

日本語中国語 ピンイン
私は毎日家で勉強する我每天在家学习wǒ měitiān zài jiā xuéxí
彼は昨日北京で友達に会った他昨天在北京见了朋友tā zuótiān zài běijīng jiànle péngyou
私は明日図書館で本を読む我明天在图书馆看书wǒ míngtiān zài túshūguǎn kàn shū

よくある間違い

❌ 我学习每天在家(動詞の後ろに時間・場所を置いてしまう)  

✅ 我每天在家学习

覚え方:「いつ・どこで」は「何する」の前!

【基礎文法③】否定文の作り方(”不”と”没”の使い分け)

中国語で「〜しない」「〜していない」と言いたいとき、否定の言葉として主に「不(bù)」と「没(méi)」を使います。

使い分けにはルールがあるので、ここでしっかり押さえておきましょう。

文法ルール:未来・習慣は”不”、過去は”没”

中国語の否定には”不”と”没”の2種類があります。

否定語使う場面例文ピンイン
不 (bù)習慣・意志・未来我不咖啡(私はコーヒーを飲まない)wǒ bù kā fēi
没 (méi)過去・完了 我没喝咖啡(私はコーヒーを飲んでいない)wǒ méi kā fēi

具体例で比較

状況中国語 意味
普段からコーヒーを飲まない我不喝咖啡習慣として飲まない
昨日コーヒーを飲まなかった我昨天没喝咖啡過去の事実として飲んでいない
コーヒーは飲みたくない我不想喝咖啡意志として飲まない

“有”の否定は必ず”没”

「持っている」を意味する”有”の否定は、常に”没有”を使います。

❌ 我不有钱  

✅ 我没有钱(私はお金がない)

単語や文法も含めた中国語独学の全体像を知りたい方 は、【2025年完全版】中国語独学ガイド|初心者が最短で話せるようになるロードマップも参考になります。  

【基礎文法④】疑問文の3パターン

中国語の疑問文は3つのパターンを覚えれば完璧です。

パターン①:文末に”吗”をつける(Yes/No疑問文)

肯定文疑問文 意味
他是日本人他是日本人吗?彼は日本人ですか?
他喜欢中国菜他喜欢中国菜吗?彼は中華料理が好きですか?

ポイント:語順は変えず、文末に”吗”(ma)をつけるだけ!

パターン②:疑問詞を使う(5W1H疑問文)

疑問詞を使って疑問文を作ります。

疑問詞意味例文ピンイン
什么你吃什么?nǐ chī shénme?
他是谁?tā shì shéi?
哪里/哪儿どこ你去哪里?nǐ qù nǎlǐ?
什么时候いつ你什么时候来?nǐ shénme shíhou lái?
为什么なぜ你为什么学中文?nǐ wèishénme xué zhōngwén?
怎么どうやって这个字怎么读?zhège zì zěnme dú?

ポイント:疑問詞は「答えになる位置」に置く。

例:你去哪里? → 我去北京

パターン③:反復疑問文(動詞を繰り返す)

疑問文 意味ピンイン
你去不去?行きますか?nǐ qù bu qù?
他是不是中国人?彼は中国人ですか?tā shì bu shì zhōngguórén?
你喜欢不喜欢? 好きですか?nǐ xǐhuan bu xǐhuan?

ポイント:「〜吗」よりもカジュアルな聞き方。

日常会話でよく使われます。

【基礎文法⑤】”了”の基本的な使い方

“了”は中国語学習者を最も悩ませる文法ポイントです。

まずは2つの基本用法だけ覚えましょう。

用法①:動作の完了(動詞の直後)

動詞のすぐ後に”了”をつけると「〜した」という完了の意味になります。

中国語ピンイン意味
我吃了早饭wǒ chīle zǎofàn私は朝ごはんを食べた
他买了一本书tā mǎile yì běn shū彼は本を1冊買った
我看了那部电影wǒ kànle nà bù diànyǐng私はあの映画を見た

用法②:状況の変化(文末)

文末に”了”をつけると「〜になった」という変化の意味になります。

中国語ピンイン意味
他结婚了tā jiéhūn le彼は結婚した(独身→既婚に変化)
我懂了wǒ dǒng le分かった(分からない→分かるに変化)
天黑了tiān hēi le暗くなった(明るい→暗いに変化)

初心者がやりがちなミス

❌ 我已经吃了饭了(”了”を2つ使いすぎ)  

✅ 我已经吃了饭 または 我已经吃饭了

初心者のうちは、動詞の後に1つだけ”了”をつけると覚えておけばOKです。

単語や文法も含めた中国語独学の全体像を知りたい方 は、【2025年完全版】中国語独学ガイド|初心者が最短で話せるようになるロードマップも参考になります。  

今日からできる文法練習法【3ステップ】

Step1:例文を音読する(1日10文)

この記事の例文を毎日10文、声に出して読んでください。

文法は「頭で理解」よりも「口で覚える」方が効果的です。

Step2:日本語→中国語に変換する

例えば「私は毎日コーヒーを飲む」を中国語に変換してみましょう。

答え:我每天喝咖啡

このように、簡単な日本語を中国語に変換する練習を繰り返すと、語順が自然に身につきます。

Step3:間違いを気にせず使う

文法を完璧に覚えてから話そうとすると、いつまでも話せません。

70%くらいの理解で実際に使ってみることが上達の近道です。

初心者がやりがちな文法ミス5選

ミス間違い例間違い例解説
語順ミス我中文学习我学习中文目的語は動詞の後
時間の位置我去昨天我昨天去 時間は動詞の前
否定の混同 我不去了昨天我昨天没去過去は”没”
疑問詞の位置什么你吃?你吃什么?答えの位置に置く
“有”の否定我不有时间 我没有时间“有”の否定は”没有”

よくある質問(FAQ)

Q
中国語の文法は英語より簡単ですか?
A

はい、文法自体は英語よりシンプルです。動詞の活用(go→went→goneなど)がなく、時制変化もありません。ただし、語順と”了”などの使い方に慣れが必要です。

Q
文法書を読んでも理解できません。どうすればいいですか?
A

文法書だけで理解しようとせず、例文を音読して「体で覚える」ことをおすすめします。10回音読すれば、ルールが自然と身につきます。

Q
文法と単語、どちらを先に覚えるべきですか?
A

同時並行がベストです。基礎文法を理解しながら、例文に出てくる単語を覚えていくと効率的です。HSK1〜2級レベルの単語と、この記事の文法を同時に学習しましょう。

Q
独学で文法をマスターできますか?
A

できます。ただし、インプット(読む・聞く)だけでなく、アウトプット(話す・書く)の練習を取り入れることが重要です。この記事の例文を使って、日本語→中国語の変換練習を毎日行いましょう。

Q
文法を間違えても通じますか?
A

はい、多少の間違いがあっても通じます。ネイティブは文脈から意味を推測してくれます。完璧を目指すよりも、まず「伝わる中国語」を目指しましょう。

まとめ

この記事では、中国語初心者が最初に覚えるべき5つの基礎文法を解説しました。

今日のポイント

基本語順はSVO:主語 + 動詞 + 目的語  

時間・場所は動詞の前:我每天在家学习  

否定は2種類:習慣・未来は”不”、過去は”没”  

疑問文は3パターン:吗・疑問詞・反復疑問文  

“了”は完了と変化:動詞の後と文末で使い分け

中国語の文法は、最初の基礎さえ押さえれば難しくありません。

まずはこの5つのルールを例文ごと覚えて、実際に使ってみてください。

関連記事

中国語の基礎を固めるために、以下の記事もあわせてご覧ください:

【完全版】中国語ピンインの覚え方初心者でも1週間でマスターできる勉強法

【中国語の発音が難しい理由】最短1週間で克服する3つのコツ

中国語の単語が覚えられない5つの原因と科学的に正しい覚え方【すぐ忘れる人必見】

【2025年完全版】中国語独学ガイド|初心者が最短で話せるようになるロードマップ

コメント

タイトルとURLをコピーしました