この記事では、HSK全6級の合格点・合格率・勉強時間を徹底比較し、あなたに最適なレベルの選び方まで解説します。
「HSKって何級から受ければいいの?」
「各級の合格点や難易度の違いが分からない…」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、HSKは1級から6級まであり、それぞれ合格点・合格率・必要な勉強時間が大きく異なります。
自分のレベルに合った級を選ばないと、時間もお金も無駄になってしまいます。

- HSKを初めて受験する人
- 自分がどの級を受けるべきか迷っている人
- 各級の難易度の違いを知りたい人
- HSK合格に必要な勉強時間を把握したい人
この記事でわかること
- HSK1級〜6級の合格点と満点の一覧
- 各級の合格率と難易度の実態
- レベル別の必要勉強時間の目安
- 自分に最適なHSKレベルの選び方
HSKとは?1級〜6級の概要を30秒で理解
HSK(漢語水平考試)は、中国政府公認の中国語能力試験です。
世界で最も受験者が多い中国語検定で、1級(入門)から6級(最上級)まで6段階あります。
まずは各級の概要を表で確認しましょう。
| 級 | レベル | 必要語彙数 | 試験構成 | 受験料 |
|---|---|---|---|---|
| HSK1級 | 入門 | 150語 | リスニング+読解 | 約3,500円 |
| HSK2級 | 初級 | 300語 | リスニング+読解 | 約4,500円 |
| HSK3級 | 初中級 | 600語 | リスニング+読解+作文 | 約5,500円 |
| HSK4級 | 中級 | 1,200語 | リスニング+読解+作文 | 約6,500円 |
| HSK5級 | 中上級 | 2,500語 | リスニング+読解+作文 | 約7,500円 |
| HSK6級 | 上級 | 5,000語以上 | リスニング+読解+作文 | 約8,500円 |
HSK1級・2級はリスニングと読解のみですが、3級以上からは作文パートが追加されます。
これが難易度が上がる大きな要因の一つです。
【保存版】HSK各級の合格点・満点・配点を完全比較
HSKの合格基準は全級共通で「満点の60%」です。
ただし、満点が級によって異なるため、合格点も変わります。
HSK1級・2級の合格点(200点満点)
| 級 | 満点 | 合格点 | 配点内訳 |
|---|---|---|---|
| HSK1級 | 200点 | 120点 | リスニング100点+読解100点 |
| HSK2級 | 200点 | 120点 | リスニング100点+読解100点 |
HSK1級・2級は2パート構成で、各パート100点の合計200点満点です。
合格点は120点(60%)となります。
HSK3級〜6級の合格点(300点満点)
| 級 | 満点 | 合格点 | 配点内訳 |
|---|---|---|---|
| HSK3級 | 300点 | 180点 | リスニング100点+読解100点+作文100点 |
| HSK4級 | 300点 | 180点 | リスニング100点+読解100点+作文100点 |
| HSK5級 | 300点 | 180点 | リスニング100点+読解100点+作文100点 |
| HSK6級 | 300点 | 180点 | リスニング100点+読解100点+作文100点 |
3級以上は作文が加わり3パート構成になります。
合格点は180点(60%)です。
各パートで均等に60点を取る必要はありません。
得意分野で稼いで苦手分野をカバーすることも可能です。
例えばHSK4級なら「リスニング70点+読解75点+作文55点=200点」でも合格できます。
HSK各級の合格率は?難易度の実態を徹底解説
HSKは公式に合格率を発表していませんが、私がこれまで100人以上のクライアントを指導してきた経験と各種データから、実際の合格率を推定してお伝えします。
HSK各級の推定合格率一覧
| 級 | 推定合格率 | 一発合格率(初受験) | 難易度 |
|---|---|---|---|
| HSK1級 | 約90% | 約85% | ⭐☆☆☆☆ |
| HSK2級 | 約80% | 約70% | ⭐⭐☆☆☆ |
| HSK3級 | 約70% | 約55% | ⭐⭐⭐☆☆ |
| HSK4級 | 約60% | 約30% | ⭐⭐⭐⭐☆ |
| HSK5級 | 約50% | 約25% | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| HSK6級 | 約40% | 約20% | ⭐⭐⭐⭐⭐+ |
なぜ一発合格率は低いのか?
「合格率60%」と聞くと高く感じるかもしれませんが、これには複数回受験者も含まれています。
初めて受験する人だけで見ると、HSK4級以上では一発合格率は30%以下まで下がります。
私のクライアントたちを見ていても:
- 1回目で合格:約30%
- 2回目で合格:約40%
- 3回目以上:約30%
という割合です。
受験料は1回6,000〜8,000円かかるので、一発合格を目指してしっかり準備することが大切です。

HSK各級に必要な勉強時間の目安|現実的な学習計画
「HSKに合格するには何時間勉強すればいいの?」これは最も多く聞かれる質問です。
公式の目安と、私のクライアントたちの実績を踏まえた現実的な勉強時間をお伝えします。
ゼロから各級合格までの累計勉強時間
| 級 | 公式目安 | 実際の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| HSK1級 | 40〜60時間 | 30〜50時間 | 1〜2ヶ月 |
| HSK2級 | 80〜120時間 | 60〜100時間 | 2〜4ヶ月 |
| HSK3級 | 180〜200時間 | 150〜180時間 | 4〜6ヶ月 |
| HSK4級 | 300〜400時間 | 200〜300時間 | 6〜12ヶ月 |
| HSK5級 | 600〜800時間 | 400〜600時間 | 1〜2年 |
| HSK6級 | 1,000時間以上 | 800〜1,200時間 | 2〜3年 |
1つ下の級から次の級への勉強時間
すでにHSKに合格している人が、次の級を目指す場合の追加勉強時間です。
| ステップアップ | 追加勉強時間 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1級 → 2級 | 40〜60時間 | 1〜2ヶ月 |
| 2級 → 3級 | 60〜80時間 | 2〜3ヶ月 |
| 3級 → 4級 | 80〜120時間 | 2〜4ヶ月 |
| 4級 → 5級 | 150〜250時間 | 4〜8ヶ月 |
| 5級 → 6級 | 300〜500時間 | 6〜12ヶ月 |
勉強時間はあくまで「目安」です。
「何時間勉強したか」より「どう勉強したか」が重要。
効率的な勉強法を使えば、公式目安より大幅に短縮できます。
HSK各級の詳細|レベル・試験内容・対策ポイント
ここからは各級の詳細を解説します。
自分が目指す級の特徴を把握しましょう。
HSK1級|中国語の第一歩
- レベル:非常に簡単な単語・フレーズを理解できる
- 必要語彙:150語
- 試験構成:リスニング20問+読解20問(計40問)
- 試験時間:約40分
- 合格点:200点満点中120点
HSK1級でできること:
- 簡単な自己紹介ができる
- 数字、時間、日付を理解できる
- 「你好」「谢谢」などの基本挨拶ができる
HSK2級|日常会話の入門
- レベル:日常生活で簡単なコミュニケーションができる
- 必要語彙:300語
- 試験構成:リスニング35問+読解25問(計60問)
- 試験時間:約55分
- 合格点:200点満点中120点
HSK2級でできること:
- 買い物や食事の注文ができる
- 時間や場所について話せる
- 簡単な道案内を理解できる
詳しくは「HSK2級レベルとは?試験構成・難易度・必要な勉強時間を徹底解説」をご覧ください。
HSK3級|初級卒業の証
- レベル:日常生活・学習・仕事で基本的なコミュニケーションができる
- 必要語彙:600語
- 試験構成:リスニング40問+読解30問+作文10問(計80問)
- 試験時間:約90分
- 合格点:300点満点中180点
HSK3級の特徴:
- ここから作文パートが追加される
- 語彙数がHSK2級の2倍に増える
- 「初級卒業」の証となる
HSK4級|中級レベルの証明
- レベル:幅広い話題について中国語でコミュニケーションができる
- 必要語彙:1,200語
- 試験構成:リスニング45問+読解40問+作文15問(計100問)
- 試験時間:約105分
- 合格点:300点満点中180点
HSK4級の特徴:
- ここから難易度が一気に上がる
- 就職・転職で評価されるレベル
- 中国留学の際に必要な場合が多い
HSK5級|ビジネスレベルの中国語
- レベル:中国語の新聞・雑誌を読め、映画を鑑賞できる
- 必要語彙:2,500語
- 試験構成:リスニング45問+読解45問+作文10問(計100問)
- 試験時間:約125分
- 合格点:300点満点中180点
HSK5級の特徴:
- 語彙数がHSK4級の2倍以上に増える
- 中国の大学入学で求められるレベル
- ビジネスで通用するレベル
HSK6級|ネイティブに近いレベル
- レベル:中国語の情報をスムーズに理解し、流暢に表現できる
- 必要語彙:5,000語以上
- 試験構成:リスニング50問+読解50問+作文1問(計101問)
- 試験時間:約140分
- 合格点:300点満点中180点
HSK6級の特徴:
- HSKの最高峰レベル
- 作文は400字の要約問題が出題
- 中国語のプロフェッショナルを証明
あなたにおすすめのHSKレベルは?目的別の選び方
「結局、自分は何級を受ければいいの?」という疑問にお答えします。
目的別:おすすめのHSKレベル
| 目的 | おすすめ級 | 理由 |
|---|---|---|
| 中国語学習のきっかけ作り | HSK1級・2級 | 短期間で合格でき、モチベーション維持に最適 |
| 旅行で使いたい | HSK2級・3級 | 日常会話レベルが身につく |
| 就職・転職でアピール | HSK4級以上 | 履歴書に書いて評価されるのは4級から |
| 中国留学したい | HSK4級・5級 | 多くの大学がHSK4級以上を入学条件にしている |
| 中国でビジネスしたい | HSK5級・6級 | ビジネス交渉や書類作成に必要なレベル |
| 通訳・翻訳を目指す | HSK6級 | プロフェッショナルレベルの証明 |
現在のレベル別:最初に受けるべき級
| 現在の状態 | おすすめ級 |
|---|---|
| 中国語を始めたばかり(1〜3ヶ月) | HSK1級 |
| 基本的な挨拶・数字が分かる | HSK2級 |
| 簡単な日常会話ができる | HSK3級 |
| 1年以上学習している | HSK4級 |
| 大学で中国語を専攻した | HSK5級・6級 |

よくある質問(FAQ)
- Q. HSKは飛び級で受験できますか?
- A. はい、可能です。HSKには受験資格がないため、いきなりHSK4級や5級から受験することもできます。自分のレベルに合った級を選びましょう。
- Q. HSKの成績は何年間有効ですか?
- A. 成績の有効期限は2年間です。留学申請などで使用する場合は、有効期限に注意してください。
- Q. HSKと中国語検定はどちらがおすすめですか?
- A. 目的によります。中国への留学・就職を目指すならHSK、日本国内での就職や学習の目安にするなら中検がおすすめです。HSKは世界共通の基準なので、国際的に通用します。
- Q. HSKはどこで受験できますか?
- A. 日本全国の会場で受験可能です。東京、大阪、名古屋、福岡など主要都市に試験会場があります。また、自宅で受験できる「HSK Home Edition」もあります。
- Q. HSKの過去問はどこで手に入りますか?
- A. 公式問題集や書店で購入できます。HSK公式サイトでもサンプル問題が公開されています。過去問は最低3回分、できれば5回分解くことをおすすめします。
まとめ|HSK各級の合格点・合格率・勉強時間を把握して目標を立てよう
HSK各級の情報を一覧で把握したことで、自分がどのレベルを目指すべきかが明確になったのではないでしょうか。
- 合格点:HSK1〜2級は120点/200点、HSK3〜6級は180点/300点(すべて60%)
- 合格率:HSK4級以上の一発合格率は30%以下。しっかり対策が必要
- 勉強時間:効率的な勉強法を使えば公式目安より大幅に短縮可能
- おすすめ:就職・留学でアピールするならHSK4級以上を目指そう
HSKは正しい方法で勉強すれば、誰でも必ず合格できます。
私のクライアントたちも、この記事で紹介した情報を参考に、次々と目標の級に合格しています。
あなたもきっとできますよ。
今日から一歩ずつ、着実に前進していきましょう!
HSK合格を心から応援しています!
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