「“了”を入れるべきか、入れないべきか毎回迷う…」
「文法書を読んでも、結局よく分からない…」
「会話で“了”を使うと不自然と言われたことがある…」
こんな悩みを抱えていませんか?
中国語の「了」は、たった一文字なのに意味が複数あるため、日本人学習者が最もつまずきやすい文法ポイントです。
でも安心してください。
実は「了」は3つの用法だけ理解すれば、ほぼ迷わなくなります。

「了」は“完了マーク”だけではありません。意味の違いを3つに分けて覚えましょう!
- 「了」を入れる/入れないの判断ができない人
- HSK3〜4級の文法でつまずいている人
- 会話で自然な中国語を話したい人
- 短い例文で感覚を身につけたい人
この記事でわかること
- 「了」の3つの用法と基本イメージ
- 動作完了の「了」の使い方
- 状態変化の「了」の使い方
- 文末の語気「了」の使い方
- 「了」を使うか迷ったときの判断フロー
「了」の使い方は3パターンだけ覚えればOK
「了」は大きく分けて以下の3つに整理できます。
| 種類 | 意味 | 位置 |
|---|---|---|
| 動作完了の「了」 | 動作が終わった | 動詞の後 |
| 状態変化の「了」 | 状況が変わった | 文末 |
| 語気の「了」 | 話し手の気持ち | 文末 |
「了」は“過去形”ではなく、変化や区切りを示すサインだと覚えると理解が早いです。
動作完了の「了」(アスペクト助詞・動態助詞)
「〜した」「〜し終わった」の完了を表します。
動詞の後ろに置くのが基本です。
我吃饭了。(wǒ chī le fàn)
私はご飯を食べました。
她看了电影。(tā kàn le diànyǐng)
彼女は映画を見ました。
「了」を付けないほうが自然な場合
習慣的な行動や一般的な事実には「了」を付けません。
| 不自然 | 自然 |
|---|---|
| 我每天吃了饭。 | 我每天吃饭。 |
状態変化の「了」
「〜になった」「状態が変わった」を表します。
文末に置くのが特徴です。
天冷了。(tiān lěng le)
寒くなった。
他瘦了。(tā shòu le)
彼は痩せた。
「変化の了」と「完了の了」の違い
完了は「動作が終わった」、変化は「状態が変わった」。
この違いを意識すると迷いが減ります。
| 意味 | 位置 | 例 |
|---|---|---|
| 完了 | 動詞の後 | 我买了书。 |
| 変化 | 文末 | 下雨了。 |
文末の語気「了」(語気助詞)
文末の「了」は、話し手の状況の変化や気持ちを表します。
相手への知らせ・強調・納得などのニュアンスがあります。
我知道了。(wǒ zhīdào le)
分かりました(了解しました)。
好了,我们走吧。(hǎo le, wǒmen zǒu ba)
よし、行こう。
迷ったときの判断フロー
「了」を入れるか迷ったら、次の順番で考えると整理できます。
- ① 動作の完了を強調したい? → 動詞の後ろに「了」
- ② 状態が変わった? → 文末に「了」
- ③ 相手に知らせたい/納得を伝えたい? → 文末に「了」
場面別の使い分け早見表
迷った時は、まず「動作完了」か「状態変化」かを切り分けると判断が速くなります。
- 完了をはっきり示したい:動詞+了(例:我看完了。)
- 状況が変わった:文末+了(例:下雨了。)
- 相手に気づきを伝える:文末+了(例:原来你来了。)
同じ文でも「了」の位置でニュアンスが変わります。
まずは短文で位置の違いに慣れましょう。
よくある間違いと正しい直し方
間違い①:「了」を全部過去形だと思う
中国語には英語のような過去形がないため、「了」を過去と決めつけると誤用が増えます。
間違い②:文末の「了」を忘れる
変化や気持ちを伝える場面では、文末の「了」があると自然です。
間違い③:習慣文に「了」を入れる
「毎日」「よく」などの習慣表現には基本的に入りません。

今日からできる実践トレーニング
- ✅ 例文を声に出して10回音読
- ✅ 「完了」「変化」「語気」に分類してノートに整理
- ✅ 日記を1日1行、中国語で書いて「了」を使う
よくある質問(FAQ)
- Q. 「了」は省略しても通じますか?
- A. 文脈で通じることはありますが、自然さが下がります。特に変化を伝えるときは入れるのが基本です。
- Q. 「了」が2回出る文があるのはなぜ?
- A. 「動作完了」と「文末の語気」を同時に表す場合です。例:我了吃饭了。
- Q. HSKではどの級から重要ですか?
- A. HSK3級以降で頻出です。早めに感覚を身につけると有利です。
まとめ

- 「了」は動作完了・状態変化・語気の3用法
- 動作完了は動詞の後、変化と語気は文末
- 迷ったら3択で考えると判断できる
「了」は中国語の基礎文法の中でも、早い段階で慣れておくと会話の自然さが一気に上がります。
今日から短い例文で練習し、感覚で使えるようにしていきましょう。
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